見守る地域社会=ソフトディフェンスをつくろう!

2005年3月21日 08時24分 | カテゴリー: 活動報告

学校と警察との連携強化を考える

 非行防止、犯罪防止、健全育成のためにと、学校と警察の連携強化が進められていますが、そうした方向が本当に子どもたちや保護者、教師が抱える問題の解決につながるのか?対処療法でよいのか?相互の信頼関係、見守る地域社会=ソフトディフェンスをどうつくるかについて現場の実践から意見交換しました。

 まず、弁護士の山崎健一さんから、「情報提供については、本来、目的が明確であり手段が必要最小限でなければならない」といった個人情報保護上の問題点、また、協定の締結によって、生徒と教師の信頼関係を損なうこと、教育機能の低下、ひいては、子どもの居場所を失わせて立ち直りを困難にさせてしまうといった教育現場に与える影響が指摘されました。

 次に、竹村雅夫さんは、教育現場での問題をマスコミがセンセーショナルに取り上げることの弊害が話され、子どもの問題行動だけを取り上げるのではなく、その根っこの部分に向き合い、「失敗や過ちを起こしながらも、それを克服し人格を形成させていく場」として、ご自身の体験からお話いただきました。その上で、警察を使うということもある、しかし、それは、イレギュラー「例外」であり基本ではないとお話くださいました。

 杉原五雄さんからも、「学校の門が閉じられ、防犯カメラが設置され、学校は砦化していく。本当は、地域に学校を開くことで、学校は守られる」といったお話がありました。
 若林市議からも、青少年犯罪は、長期的な視点から見れば、増加していると言えないという報告、また、子どもたちが、幼い時から経済活動の対象とされる階層社会に生きることを余儀なくされている現状や、貧困な福祉政策が、虐待の再生産と少年犯罪を生み出しているという報告もありました。

 参加者の方からも、地域の学校の様子が報告され、「地域」を失っていまった大人は、もう一度「地域」をつくる努力をし、管理社会、罰則社会に対して、自主性のともなうまちづくりを実践しようと確認しました。
 私たちは、社会的な人間関係を結びながら見守る地域社会をつくるチャレンジを続けます。