「G30」古紙回収の混乱

2005年10月29日 21時14分 | カテゴリー: 活動報告

横浜市の古紙回収は、新聞、段ボール、紙パック、雑誌、その他の紙に分けて出すことになっています。新聞、段ボール、紙パック、雑誌は、資源として売却できますが、「その他の紙」を資源とするためには、さらに選別する必要があります。ミックスペーパーとして、温水と薬品で溶解する方法もありますが、これはお金を払って引き取ってもらうものであり、また、トイレットペーパーの芯や茶クラフト紙は混ぜてはいけません。

市は集団回収を優先するとしていますが、集団回収では市のルールでは出してもいい紙コップや感熱紙などが禁忌品となっています。市が別のルールをつくったために、集団回収の現場が混乱しています。資源化するためには、手作業で選別することになります。

「その他の紙」を再生紙の原料ではなく、固形燃料にしている事業者があると聞きます。また、再生紙の原料にしている事業者では、人件費の安いインドネシアやタイへ輸出して、手作業で選別しているということです。そして、安いコピー用紙などになって、再び日本に輸入されます。つまり、南北の経済格差による東南アジアの人々の安い労働力で、リサイクルが成り立っているということです。

「その他の紙」の再資源化のルートが確立していない状態で、市が「G30」をスタートしたことが、この混乱の原因です。早急に、まずは「その他の紙」の基準を見直すべきです。

「G30」は、ごみ収集量(主に焼却ごみ)を平成13年度の実績に対して30%削減するという計画ですが、資源として収集したものが、実際にどれだけ資源化されたかは検証されていません。焼却ごみを減らすことだけが目的化しているのではないでしょうか。

(横浜コミュニティネット・ごみプロジェクト 秋山律子)