市民が語り継ぐ戦争の歴史

2008年10月16日 21時55分 | カテゴリー: 活動報告

平和教育の実践

10月9日横浜市南部の太平洋戦争中の戦争遺跡を訪ねるバスツアーに参加しました。NPOいそご元気サポート(ほっこり村)の企画で、戦争の歴史を学ぶ平和教育の実践です。講師は自らも戦争体験を持ち、地域の歴史研究を続けている葛城峻さんです。

横須賀と横浜の海軍航空隊跡とその周辺には関連施設が多数ありました。金沢八景沖の野島公園には今も地下格納庫の巨大な入り口が残っています。
 
JR山手駅前の横浜市営の外国人墓地の片隅に「GIベイビー」のお墓とその慰霊碑があります。敗戦後、アメリカ兵と日本人女性との間に生まれ、栄養失調などで死亡した乳幼児たちのものです。市は、設置の際、説明板を付けることを許可しなかったそうで、碑が何を意味するのかわかりません。負のイメージにつながるものはできるだけ隠そうと配慮したのでしょうか。そういえば、緑区(現青葉区)の米軍機墜落事故で亡くなられた母子のご遺族が寄付された「愛の母子像」も都市公園法をタテに、最近まで説明板がつけられていませんでした。
 
過去の歴史には過ちもあります。私たちはそれらも含めて知ることから未来を描いていきます。歴史とは、市民一人ひとりの歴史が積み重なって創られるものという講師の方の言葉とともに、市民がそれを語り継ぐことが人と人の安全保障を築くのだと実感しました。