入学おめでとう応援隊は「ともに生きる」市民の実践

2014年4月7日 16時29分 | カテゴリー: 活動報告

「入学おめでとう応援隊」が15人の新1年生のスタートを応援
 ビビンバネット(=神奈川の朝鮮学校と多文化共生を考えるネットワーク)からの呼びかけで、横浜朝鮮初級学校の入学式に、「入学おめでとう応援隊」として参加しました。
 4月6日(日)8:45に横浜高島屋前に集合。総勢30人以上、20代~60代と幅広い世代の市民が集まっての応援隊で、年々参加者が増えているとのことです。この活動は2002年に始まりました。北朝鮮のミサイル発射などを理由に、朝鮮学校に通う子どもたちへの嫌がらせなどがあいつぎ、安心して学校に通えない状況は今も続いていますが、外交や政治上の問題に関わりなく、子どもたちが笑顔で学校生活のスタートができるように応援する活動です。
 学校に到着後、オレンジ色の「入学おめでとう」と日本語と朝鮮語で書かれたハタを10本立て、15人の新1年生の入場を迎えます。
 入学式にも参加させていただき、最後には新1年生と一緒に記念撮影も。入学式後、保護者会代表の方2人と校長先生との懇談の場を持っていただきました。

ランドセルの重さ
 校長先生や保護者会代表の方々からは、応援隊への感謝の言葉、そして現状に対する悔しい思いともに今後に向けての期待など語られました。
 子どもたちは、誰でも同じように学ぶ権利があるのに、ここで学ぼうとする子どもたちには辛い思いが課せられてしまう。「日本人の子どもも朝鮮人の子どももランドセルは同じなはずなのに、ここに通う子どもには重いランドセルを背負わされてしまう。ランドセルの重さに差があってはいけない。」そうおっしゃっていたのが印象的でした。

 日本で生活する子どもたちには、国籍にかかわりなく学習権が保障され、教育を受ける権利があるはずです。しかし、朝鮮学校に通う生徒への学費補助に「条件」を課した理不尽な扱いに、多くの市民が憤りを感じています。だからこそ、最初は市民発の小さな「入学おめでとう応援隊」だったのが、市民に活動が広がり、次第に大きな集まりになったのだと思います。

アイデンティティを尊重する社会に
 朝鮮学校は、生徒だけでなく卒業生にとっても、学校であり、コミュニティであり、そしてふるさとのようなところだそうです。在日の人たちはすでに3世4世の世代になり、親や祖父母たちも日本で生きていくことを選び、帰る場所はない、だからこそ、アイデンティティを大事に育てていくために学校を大切にしたいとの思いを持っています。

 多様な民族・文化・信条・宗教・言語等などをもつ人々が、お互いの違いを理解し、認め会えるような関係を築くことが、「ともに生きる」社会につながるのだと思います。多文化共生を政策として掲げてきた神奈川県や横浜市ですが、神奈川県に暮らす16万人もの外国籍の人々とのつながりを市民一人ひとりがつくっていくことから実践したいです。