映画「60万回のトライ」に学ぶ「共に生きる」社会

2014年6月9日 14時11分 | カテゴリー: 活動報告

 昨年度より神奈川ネットがビビンバネットと共催で開催している「かながわ『ともに生きる』学習会」の番外編として映画「60万回のトライ」が紹介され、さっそく観てきました。高校の無償化排除、補助金停止といった厳しい朝鮮学校の現実の中で、大阪朝鮮高級学校ラグビー部の1年間を追ったこの映画は、高校生ラガーたちが私たちにノーサイドを問いかけています。

 映画の中で橋下知事(当時)が学校を訪問し、生徒たちに励ましの言葉をかけるシーンもありました。しかしその夜、知事は朝鮮学校への補助金凍結を表明。東アジアの平和を築く役割を担うであろう生徒の学ぶ権利を奪おうとする政治家の姿は彼らにどう映ったでしょうか。人生前半の社会保障が大切だといわれています。子どもにお金をかけない、さらには多文化共生を理解しない国に平和な未来はありません。

 そんな貧弱な日本の政治を尻目にノーサイドの精神を貫いている高校生ラガーの姿は清々しく映ります。ノーサイド。これはラグビーの試合だけの特権ではありません。試合が終われば敵味方なく、国籍や民族を超えてお互いを讃えあうという意味です。「すべての社会に広がることを信じています」というキャプテンの言葉に私たちが励まされます。

 全国で順次上映され、すでに観客数が1万人を超えたそうです。7月にジャック&ベティで再上映が決まりました。まだ観ていない方、ぜひご覧ください。