就労支援の意義をあらためて考える

2017年9月13日 17時56分 | カテゴリー: 活動報告

9月9日に開催された就労支援PJのスタート学習会は、横浜市就労訓練事業支援センターの運営委託を受けているNPO法人ユースポート横濱の理事長の綿引幸代さんを講師にお迎えしました。横浜市で取り組む認定就労訓練事業の概要や中間的就労についてお話を伺い、その後は、ワークショップでこの事業についての疑問や意見などを共有しました。

あなたにとって「働くとは?」、「困難な状況にあっても働く」ことを支援するのはなぜ?という綿引さんからの問いかけは、PJのスタートにあたり、あらためて参加者が自分自身の言葉で、就労支援の意義を捉える機会となりました。

生活困窮者自立支援制度において認定就労訓練事業は、「働く」意義を実感し、本人の状況に応じた自立を支援するための中間的就労として大きな役割を担っています。しかし、任意事業であることから、この事業に取り組む自治体は政令市のほかはほとんどありません。また、就労訓練事業を実施している自治体であっても認定訓練事業所がなかなか増えないなど、事業に対する自治体の温度差は否めません。事業所にとっては、保険加入やジョブコーチの配置といった負担も大きいとの声もあり、認定をとるインセンティブが見えにくいう課題があります。ワークショップでも、事業所の負担の可視化が必要との意見も出されました。

そんな中でも、積極的に取り組む事業所もあり、横浜市では認定事業所は40ヶ所、利用件数18件、雇用につながった事例2件と、少ないながら結果が出ています。

今ある仕組みをより良いものにつくり変えていくのが政治の役割です。誰もが働くことを可能にする多様な就労支援が必要であること、包括的な支援体制のあり方を模索し提案につなげたいと考えます。